愛車の輝きを維持するための唯一の方法は「 定期的な洗車 」です。残念ながらこれ以外の方法は存在しません。ゴールが存在しないので、ひたすら愚直に続けるしかないのです。
毎回、隅々まで丁寧に仕上げることが理想ですが、現実的には、限られた時間の中でそれを実現するのは難しいかもしれません。ですから、多少完成度は低くても、可能な範囲で作業を続けることが大切です。そして、絶対に回避すべきは、長期間「何もしないこと」です。
高いお金を払ってガラスコーティングを施工しようとも、高級ケミカルを使って仕上げようとも、汚れが付着した状態で長期間放置すれば、クルマの輝きは確実に失われます。なお、「長期間」といっても、通常の汚れの場合で1ヶ月以内、鳥のフン等や花粉等のシビアな汚れの場合は1週間以内であると考えてください 。
一般的な洗車のイメージといえば、クルマ全体に放水してから、カーシャンプーを使って洗う方法ではないでしょうか。ただ、この「放水型洗車」のデメリットのひとつに、洗剤の成分を拭き残した場合のスポット誘発があげらるかと。ただ、放水型洗車の最大のデメリットは、むしろこれかもしれません。
作業を開始してしまったら、全部やりきるまで終わりにできなくなること
カーシャンプーでクルマ全体を泡だらけにしてしまうのですから、途中で投げ出してしまうわけにはいきません。何としても最後までやり抜くしかありません。その結果、何が起きると思いますか?
全部やろうとするから、全部やれなくなる。つまり 「All or Nothing」の状態になってしまうのです。
当社は水洗いの工程に「バケツ1杯の水の洗車」を採用しています。
当社がこの方法を採用する理由は、出張作業を可能にするためではありません。この洗車方法が最もクルマに優しい洗車方法だと考えているからです。この洗車方法の最大のメリットは、「ゆっくり&優しく&丁寧に」拭き取り作業ができることなのです。さらに、その副産物としてこのようなメリットもついてきます。
部分洗いが可能となる
洗車開始後に急用が入ったり、疲れてしまった時には、作業の途中でも中断することが可能になります。そして、いつでも、どこでも、気軽に洗車できるようになるのです。その結果、 定期的な洗車 を無理なく続けられるようになるのです。 これって、凄いメリットだと思いませんか?
この「バケツ1杯の水の洗車」は、当社の洗車教室を受講いただければマスターいただけます。この洗車方法に特別な技術は不要ですが、先入観に縛られない「柔軟な思考」は必要かもしれません。ちなみに「バケツ1杯の水の洗車」の話をすると、多くの方がこんなご心配をされるようです。
そんな簡易的な水洗いのやり方では、クルマに洗車キズがつきやすいのでは?
ここで思い出していただきたいのは、当社の洗車サービスのメインが「定期仕上げ」であることです。当社は契約車両を、毎月定期的に、何年にも渡り仕上げています。その際の洗車方法は、もちろん「バケツ1杯の水の洗車」です。
そして、これまで、当社に定期仕上げを任せるようになってから、以前よりも洗車キズが酷くなったといったクレームをいただいたことありません。また、定期仕なぜ、上げ契約を、対象車両の廃車等以外の理由で契約を中途解約された方はほぼゼロです。もし、洗車する度に、明らかに洗車キズが増えるような洗車だとしたら、何年にも渡って契約を継続いただけると思いますか?
これがさきほどのご質問への明確な答えです♪
なお、「バケツ1杯の水の洗車」とは言っていますが、使用する水の量に拘っているわけではありません。足りなければ追加して、2杯、3杯でも良いのです。あくまでも、ホース等を使ってクルマ全体に放水する方法ではなく、バケツの水を水源にして、狭い範囲ずつ仕上げる手法です。
詳しい内容は、別のコーナーでご説明させていただきます。