サザンクロスの 出張洗車 が提供するもの
多くの方が「 出張洗車 」という言葉から連想するのは、「呼べば来てくれる便利な洗車サービス」というイメージでしょう。
実際、世の中の出張洗車業者のほとんどが、自社サービスの最大のメリットとして利便性を掲げています。そもそも、デリバリーサービスの存在価値は、その利便性にあるのは疑いようのない事実です。ですから、多くの方が「出張洗車=便利な洗車サービス」というイメージを抱くのは当然のことです。
- 呼べば来てくれる「便利な」洗車サービス
- 店舗に「行く必要」も、作業が終わるのを「待つ必要」も無いので、時間がムダにならない
- 時間の有効活用が可能な「夢の」洗車サービス
多くの出張洗車サービスが掲げるメリット ▶ 「利便性」や「時間の有効活用」
当社は創業当初より一貫して、出張型の洗車サービスの提供にこだわり続けています。
その目的は、お客さまに「利便性」を提供するためではなく、「仕上がり品質」と「作業の安全性」を提供するためです。この2点が確実に担保されていなければ、プロの洗車とは呼べないと考えています。
サザンクロスの出張洗車が掲げるメリット ▶ 「仕上がり品質」と「作業の安全性」
当社が来店型の洗車サービスを提供しない理由
来店型の洗車サービスでは移動手段を預けるので、利用者は作業が終わるのを待つことになります。でも、来店型の洗車サービスであれば当然のことなので、このことに疑問を感じる方はいないでしょう。
作業ブースが見られる店舗であれば、愛車がキレイになっていく様子を眺めながら時間を過ごしたりするのでしょう。ただ、そんなことを楽しめるのは最初の頃だけかもしれません。待ち時間が30分を経過する頃からストレスを感じ始め、1時間を超える頃には、イライラはピークに達しているかもしれません。
洗車してもらって、愛車が汚れているストレスから解放されるために来店したはずです。ただ、ある時点で、作業が終わるのを待つことのストレスが上回ってしまうのです。貴重な休日の時間を割いて来店しているのですから、ただ待っている時間にストレスを感じてるのは当然のことなのでしょう。
この状況を、洗車業者側の視線で考えてみます。
どれだけ丁寧にクルマを仕上げたとしても、長時間お待たせすることでイライラさせてしまえば、顧客満足度は確実に低下します。このような環境下では、作業スピードが重視されるのは必然であり、その結果、時間に追われた作業になってしまうのです。
来店型の洗車サービスでは、作業スピードが重視されるので、時間に追われた作業になりやすい
30分や1時間程度の短時間では、1台のクルマを隅々までキレイにするのは絶対に無理です。クルマの汚れ具合によっては、半日以上の時間を費やしたとしても難しいはずです。ご自身で本格的な洗車をされたことがある方なら、ご想像いただけるのではないでしょうか。
当社は定期仕上げのクルマを仕上げるのに、毎回3時間以上の時間を費やしています。
ただ、正直なところ、それでも落としきれない汚れが残ってしまうのが実情です。その汚れは、次回の課題として翌月に繰り越しています。 ちなみに、そのような意図的な汚れの繰り越しは、直ちに除去しなければならない汚れと、次回に繰り越しても大丈夫な汚れを、見分けることができることが前提となります。
プロの洗車業者が「全ての汚れを落とすことはできない」と公言していることに、驚きを隠せない方もいるかもしれません。でも、洗車のような清掃作業には明確なゴールが存在せず、結局のことろ、「どこまで真面目にやるか」という世界であることをご理解ください。
作業経験を重ねて熟練するほど、それまで見えなかった汚れが見えるようになり、それまで落とせなかった汚れが落とせるようになります。つまり、熟練すればするほど、清掃作業のゴールは遠ざってしまうのです。洗車は、経験を重ねれば作業時間が短縮できるなんて、そんな単純な作業ではないのです。
クルマというモノはサイズも大きく、非常に複雑な形状をしています。また、付着する汚れも多種多様で、頑固な汚れも付着します。そんなクルマをキレイにする作業が、簡単なはずがありません。
また、作業対象であるクルマは、お客さまにとって大切な財産ですから、単にキレイにすれば良いというわけではありません。デリケートな塗装面等にできるだけキズを付けないように、丁寧な作業をすることが絶対条件です。要するに、安全かつ確実にキレイにすることが求められます。
そして、そのためには相応の時間が必要です。作業スタッフの経験年数に関係なく、30分や1時間程度の短時間で、「安全かつ確実に」クルマをキレイにできるはずがないのです。
1台のクルマを30分や1時間程度の短時間で、「安全かつ確実に」キレイにすることは不可能
サザンクロスの 出張洗車 にはメニューが無い
飲食店であれば、お客さまの好みや食べられる量も違うので、コースやトッピング等のメニューが用意されていて当たり前です。
ただ、クルマのキレイさに、お客さまの好みなんてあるでしょうか?
クルマがキレイであるというのは、汚れが完全に落とせている状態のことです。極端に言えば、美観を表す言葉は「キレイ」か「キレイじゃない」の2つだけです。
世の中の洗車サービスでは、コースや追加オプションが選択できるものが多いようです。例えば、基本コースなら水洗いだけで、上位コースならワックス仕上げもしてくれるといった、「差」を設けているのが一般的です。また、追加オプションは、多くのメニューが用意されていることが多いです。
追加オプションで多いのが「水アカ除去」や「油膜除去」といった、除去する汚れの種類を追加するもの。でも、付着の程度の違いこそあれども、水アカや油膜といった汚れは、クルマなら付着していて当たり前の汚れです。その汚れを除去する作業のことを、洗車と呼ぶのだと考えています。つまり、その汚れを除去しない作業は、洗車とは呼べないということになります。
そのオプションは、お客さまの希望で追加するものではなく、基本プランに含まれているべきものなのです。
また、クルマには、水アカや油膜等の基本的な汚れの他にも、虫の死骸、鳥フン、鉄粉、ピッチ、タール、樹液等といった頑固な汚れも付着します。そして、これらの汚れが残っている状態では、キレイになったとは言えません。
これらの頑固な汚れを除去するには、相応の時間が必要です。当社では、1台のクルマを仕上げるのに、3時間以上の時間を費やしています。なぜならば、そうしなければ、クルマをキレイにすることはできないからです。
当社の作業風景を見た方から、こんなご質問をされることがあります。
「そんな汚れまで落としてくれるの?」
当社はこうお答えしています。
「この汚れが残っている状態で、お客さまは満足できるのですか?」
洗車にゴールはありませんが、目指すべき方向は明確です