洗車の頻度を高めることのメリットは?

よくこんなことをおっしゃる方がいます。

「先週洗車したばかりだからあまり汚れていないので今回の洗車はラクだった」

この台詞に特に違和感を感じない方が大半を占めるのでしょうし、実際、それが普通の感覚であることは十分理解しています。ただ、カーケア的にはけっして好ましい感覚ではないかもしれません。

当社がお客さまのクルマを仕上げる際に、月2回仕上げの定期仕上げの場合でも、月1回仕上げのの定期仕上げの場合でも作業内容や作業時間が変わることは一切ありません。なぜなら、前回の仕上げから2週間後に洗車する場合でも、1ヶ月後に洗車する場合でも付着している汚れにそれほど大差はありません。2週間後の時点でもうそれなりに汚れているからです。そして、仮に、洗車後すぐに雨が降ってしまったので、その翌日に再度洗車するとします。翌日に再度洗車するのですから簡単に完璧にキレイになると思いますか?

答えは否です。前回の洗車後に新たに付着した汚れを見過ごしてしまえば、その汚れが次回の洗車までにシミに変わってしまう可能性があるので、仮に前回の洗車の翌日に再度実施するとしても、何があっても汚れを取り残してはいけません。また、洗車の間隔に関わらず、クルマに一度付着した汚れは水洗いだけで全て除去できるほど生易しいものではありません。だから、当社の作業内容も作業時間も変わらないのです。

では、月2回仕上げの定期仕上げにメリットは無いのでしょうか?

それも否です。洗車の頻度を高めることの最大のメリットは何だと思いますか?「いつもキレイな状態を維持できるから」という答えは不正解です。何故ならば、洗車後、数日もすればクルマなんて汚れてしまうのですから月2回洗車しようとも、月4回洗車しようとも「いつもキレイ」なんてことは絶対にあり得ないからです。さきほどの 答えは極めて単純です。 洗車頻度を高めて洗車のサイクルを短くすることで、汚れの滞留期間を短くすることができるので、ただの汚れがシミに変わってしまうリスクを軽減できること。たったこれだけのことですが、カーケア上は非常に意味があることなのです。

シミに変わってしまうボーダーライン上にいる汚れ。この段階ならば洗車で確実に除去可能です。