【洗車講座④】 クルマはワックスで光らせるのではない⁉

前回は、洗車でもっとも大切な作業である水洗いについて説明し、カーシャンプーが『両刃の剣』であることにも触れさせていただきました。

正しい方法で『バケツ1杯の水』の水洗いをすれば、カーシャンプーを使わなくても、水洗いだけでかなりキレイになっているはずです。頑固な水アカや鉄粉等は当然落ちませんが、そんな汚れは次の段階の作業で簡単に落とすことが出来るので、水洗いの段階では無理して落とす必要はありません。無理をすれば、洗車キズを増やすだけです。

オススメの洗車の順番では、水洗いの次は、ホイール&タイヤの仕上げなのですが、今回はボディのワックス仕上げについてご説明します。

ワックスというと、ほとんどの方が、『艶出し』の目的で使われているようです。確かに、ワックスにはそのような効果もあるのは事実です。でも、ワックスの最大の目的は『ボディの汚れを完全に落とすこと』です。水アカ等の汚れを完全に落とすことで、クルマの塗装本来の艶を引き出してあげることが出来るのです。クルマはワックスで光らせるものではないんです。ここを勘違いされている方が多く、艶を出して光らせるために、ワックスを塗りたくってしまうことが多いようです。インターネットに溢れる情報の中には、ワックスが塗装を劣化させるといった間違った情報もありますが、確かに、必要以上に塗りたくってしまえば、百害あって一利なしといえます。

ちなみに、余談ですが、水アカや鉄粉等は、クルマなら付着していて当たり前ですので、そういった当たり前の汚れを取るのが別料金になっている手洗い洗車には疑問を感じます。水アカなんていうものは、ワックスで当たり前に落ちる『ただの汚れ』です🎵

ワックスにも色々な種類があります。多分、光らせるという目的で考えると『ロウ』を主成分とした固形ワックスを使われている方が多いと思います。もちろん、効果は十分で、素晴らしいものだと思いますが、厚塗りになりやすい傾向があるのと、細部等に拭き残してしまうことで、塗装を劣化させることがあるのは事実のようです。ご使用になる場合は、ボディ全体に塗りこんでから拭きあげるのではなく、狭い範囲ずつ丁寧に作業することが肝要です。全体を一気にやると、雑な作業となり、拭き残しリスクが高まります。

当社としては、液状のクリーナータイプのワックスが、扱いやすくオススメです。汚れを落とすことに重点をおいており、塗り過ぎも防ぎやすいからです。でも、これもほとんどの方が必要以上の量を使われるようです。かなり汚れているクルマでも、写真の量のワックスで、ボディの4分の1くらいはキレイに仕上げられます。必要な量のワックスで汚れをしっかり除去して、必要最小限の保護膜を作ってあげることで、クルマ本来の艶が引き出せます。

クルマはワックスで光らせるというイメージを捨て去ることで、洗車がぐんと楽になって、楽しくなると思います。

最後に、ワックスを選ぶ際には、コンパウンド等の研磨剤を含んでいるものを使うのはオススメしません。コンパウンドを使わなければ落ちないものは、もやは『汚れ』とはいえません。早く汚れを落とすために、塗装面に不要なキズをつけるのは本末転倒です。

次回は、窓ガラス仕上げの説明をしますので、楽しみにしていてください‼


2017年01月19日