自分のクルマのように錯覚する感覚です

当社のサービスは定期仕上げが基本です。一度始まると永く続けていただくことがほとんどです。

毎月、定期的に何時間もかけて隅々まで仕上げさせていただいていると、数ヶ月もすれば、オーナー様には失礼と思いつつも、自分のクルマのように錯覚してしまうのも事実です。

このような錯覚は、プロとして如何なものかと思いつつも、私が大切にしたいことには好都合だったりするので、敢えて良しとしています。

『自分のクルマにしたいことは全部やる』
『自分のクルマにしないことは絶対やらない』

この2つです。

以前、私事ですが、こんなことがありました。

結局は最初の医師の誤診だったのですが、ある病気と診断され、その治療方法を受けるか悩んでいました。その治療は、保険適用外なので、毎月かなりの高額の費用がかかるのですが、何よりも免疫力を下げるため、他の病気にかかるリスクが高い治療方法。セカンドオピニオンを求めにいくつか病院を回りましたが、最後に出会った先生が、こうおっしゃられました。

「自分の家族だったら、私はやらない」

血液検査は陰性反応ながらも、状況的にその病気の可能性もあったので、この先生の判断が本当に正解だったかどうかは、正直なところ、結果論かもしれません。でも、不安を感じる私にとっては、胸に響くお言葉でした。自分もこの先生のようなスタンスで仕事をしたいと感じたのです。

お客さまにとって、大切なクルマは、いうなれば家族のようなもの。

私にも17年乗り続けている大切な愛車があります。17年も経てば細かいキズだらけですが、新車の横に置いても恥ずかしくない艶を保っていると思います。

新車の時から任せていただいたクルマは、それを維持する喜びがあります。途中からお任せいただいたクルマは、気になるところに少しずつ手をかけて、状態を良くしていく喜びがあります。

縁あって任せていただけた、お客さまのクルマが、5年後、10年後にも同じように大切にしてもらえるように、自分のクルマのような感覚で仕上げさせていただいています。

でも、永く所有するのがいいことだなんて決めつけていませんよ。あくまで、洗車業者の勝手な目線です(笑)


2016年11月19日