川柳:洗車屋が 下請けやらない その理由

【頑固一徹編】

洗車屋が
下請けやらない
その理由

洗車業やコーティング業等のカーケア業者が仕事を獲得する最も手っ取り早い方法は自動車販売業者等の下請けの仕事を獲得することです。新車ディーラーや中古車販売業者、更には買取り専門業者も含めると膨大な数の業者が存在しますが、その多くが洗車やコーティングについては下請け業者に委託しています。

だから、そういった自動車販売業者等に営業をかけるのが、安定的に仕事を獲得する最良の手段です。もちろん、新規参入するには、既存の業者を排除する必要がありますので、そうそう簡単であるはずはないのですが、直接顧客を獲得する困難さを考えると、その効率の良さは明白です。例外なくワタシも、開業後はそう考えており、大手買取り業者の下請けをやったことがあります。でも、たった1ヶ月で辞めました。

ワタシが請け負った仕事の内容はオークション前のクルマを洗車する仕事。料金は1台あたり2~3千円。こんな程度の金額だから、かけられる時間は1台あたり長くて30分。そんな時間でクルマをキレイに出来るわけがありません。でも、幸いなことに元請けからの指示は『テキトウでいいから』というもの(笑)

少しは頑張ってみようかなぁと思ったんですが、そこで働く社員もなかなか刺激的でした。お客さまには、腰低く丁重に対応してるのですが、お客さまがいなくなった途端、買い取ったクルマを『きったねークルマだな‼』扱いですから�。ワタシが見るかぎり、その社員達のマイカーの方がよほど汚かったですケド(笑)

で、きっぱり辞めさせていただきました🎵

きっとあの店との相性が悪かったんだと思い、気を取り直して中古車販売店の仕事もやりました。料金はもう少し高かったんですが、ここは何でもポリッシャーで磨いちゃうんです。中古車なので水アカがっつりのクルマもあります。ワタシとしては地道に落としたい所ですが、元請けさんのご指示は『ポリッシャーで磨いちゃって』と。

たかだか水アカ取るために研磨してたら、クリヤー層がいくらあっても足りないよ~⁉と思うと同時に、こういう処理をされた中古車が世に出回ってるんだなぁと社会勉強をするのです。ここも、精神衛生上良くないのでご辞退させていただきました(笑)

まぁ、オーナー不在のクルマだから、それをどう扱おうが所有者である販売業者の自由なのですが、ちょっとワタシには、このクルマへの愛の薄い世界は無理かなぁと思ってしまったわけです。

でもワタシは気づいたんです。ワタシが労働の対価に求めるモノは、オーナーの笑顔だということに。直接的には、クルマを磨いているわけですが、最終的には、クルマがキレイになって喜ぶオーナーの顔に、ワタシの達成感があると気づいちゃいました�。それに気づいてからは、基本的にはオーナー直接の仕事しかやらないことに決めました。まぁ、なかなか顧客獲得は大変ですケドね�。

でも、下請けをやらないメリットは実はもうひとつあります。それは、自由であることです。FB上でも、オーナー目線だけでモノを語れるのは、諸々のシガラミがないからです(笑)

先日の救急車&消防車の仕事は、下請け仕事なのですが、作業時間を十分かけさせていただける条件だったことと、海外に寄贈する前にキレイしたいというクライアントのお気持ちに愛を感じたので慎んでお受けしました。

愛のない仕事はやりたくないんです❤

写真は松戸の八柱霊園前にて撮影。春には桜の回廊が見れるので大好きです❤

今日もよろしくお願いいたします‼

作品No:088

2017年06月02日