川柳:洗車屋の 何がそんなに 面白い⁉

【起業ストーリー編②】

洗車屋の
何がそんなに
面白い⁉

前職が保険会社の営業社員ですから、いきなり洗車屋を開業するわけにはいきませんでした。修行先は出張洗車の老舗であるAKI CARWASHを選びました。理由は代表の大原さんのお人柄。本当に仕事を楽しむ方です🎵『バケツ1杯の水』の洗車方法や、洗車職人としての立ち振舞いまで色々と勉強させてもらいました。それまでは、自分で洗車するかGSの手洗い洗車しか受けたことが無かったので、大原さんから教わる洗車技術には衝撃を受けました。洗車方法次第でクルマはこんなにキレイになるのだと。

でも、幸か不幸かワタシは知ってしまったのです。洗車なんてものはやり方次第でどうにでもなるということを(笑)

失礼な発言と承知しつつ言いますが、もし、GSで修行していたら、ワタシの中の洗車のキレイの限界はもっと低くなったはずですが、大原さんにもっと上の世界を見せられてしまったんです。

修行後に晴れて開業しましたが、最初は本当に悩む毎日でした。今でも毎日悩んでますが(笑)

洗車にかぎりませんが、清掃業なんて、本当にいい加減な商売です。だって『キレイ』に明確な基準はありません。クルマでいえば、鉄粉やピッチ&タールは残しても、砂埃を洗い流せばキレイにしたことにはなります。めちゃくちゃ曖昧なんですね、これがまた(笑)

ワタシは開業前に色々な所でお金払って洗車してもらいました。修行の結果、洗車のキレイの限界が高くなりましたので、『え⁉これで終わりなの⁉』みたいな洗車ばかりでしたね。で、洗車スタッフにためしに聞くわけです。

『ここはやらないの⁉』
『これは落とさないの⁉』

イヤらしいですねぇ(笑)
でも、クレーマーではなく、そんな時になんて答えるのか知りたかったんです。なんて答えると思いますか⁉

『そこまではやりません』
『この料金と時間では出来ません』

かなり衝撃でした。そんな話事前に聞いてないですからね。でも、これも立派なビジネスモデルなんだろうなと納得するとともに、これじゃあ、世の中で洗車がなめられちゃうのも無理無いかなぁと現状把握(笑)

だから悩みました。大は小を兼ねますので、自分としては、簡略版も念入り版もどちらも出来るわけです。簡易版にすれば、作業時間を短縮出来るんで料金も安く出来る。そうすれば、客を獲得するのは簡単です。ただし、簡略版は低料金実現のために作業時間の短縮が必須なので、敢えて汚れを見逃すか、もしくは作業スピードをアップさせることになりますが、その結果、手荒い作業になることは不可避です。30分程度で仕上げる洗車がまさに簡略版です。開業して新規顧客を獲得したい局面では、簡略版に走りたくなりますね。悪魔の囁きです(笑)

でも、大切なことを忘れかけていたことに気づきました。クルマはただの清掃対象ではなく、お客さまの大切な財産であることです。その大切な財産を任されるのですから、ただ単に汚れを取り除けばいいってもんじゃないんだと。

少しでもキズつけないように、
大切に大切に扱わなければならないのです。

これで、もう悩みは消え去りました。低料金の簡略版のニーズも大きいのは分かっていますが、自分の目指す世界に簡略版は存在しないんです。

清掃業は曖昧が故に奥が深くて楽しい❤

恥ずかしいから、実はあんまり言ってないのですが、社名の『サザンクロス』は『散々苦労する』の語呂から取りました(笑)

いっぱい苦労して、
いつか南十字星❇を見に行きたいなって。

仕事柄指輪は出来ませんから、
これが我が家の指輪代わりです✨

明日はワタシが譲れないモノを川柳にします🎵

今日もよろしくお願いいたします‼

作品No:086

2017年05月31日